防衛大学校開校祭2

 

  
  「いや〜オモシロイもん見せてもらったわ」と次へ。
学生舎は結構年季の入った建物で、ここで三羽とか元首サマとかが青春を過ごしたのね〜、とうっとりする少将。
「モデルルーム公開中」の張り紙に猫まっしぐら状態の我々。
廊下を挟んで自習室と寝室でワンセット、1〜4年生各1名の部屋割。
部屋の入り口には学年、所属までが明記されています。
なるほど、名札がカラフルなのは所属などが色分けされているからなんですね。
自習室は作り付けの机と棚、並べられた私物の本もカタめの小説とか資料系の本が多いです。
きちんと片付けられていて「おみごと!」片付けのできない女、少将、見習いたいと思います… 

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寝室は二段ベッドとシングルベッドが二つ。上の段が一年生で、大変そうです。
それこそ定規で計ったようにきちんと折りたたまれた毛布に、確かにさっきのアレではキクチ君(仮名)がダメを出すはずだと納得。
どこもかしこもきちんと整えられていて息が詰まりそうです。
ベッドの下の衣装ケースが辛うじて生活臭を感じさせてくれました。
案内係の学生さん、アヤしいオバサンの質問に答えてくれてありがとう。


 
第三大隊の学生舎は建てられて間もないらしく、ピカピカ 
自習室はカーペット敷きの8人部屋で寝室とは並び。
廊下に扉付きの靴入れがあって革靴だの作業靴だのがきちんと入っておりました。
(さっきの学生舎には見当たらなかったぞ?室内のロッカーの下部にあったのか?)
全てシングルベッドなので他の学生舎に比べて一年生でもベッドメイクが楽そうです。
(室内は公開されていませんでしたが、学生さんの出入りの際、通りすがりにちらり、とねお着替え中のところ、失礼致しました)
一番奥に「男子立入禁止」の立て札を発見したので、一応女性の少将のみ侵入してみると女子学生さん達の寝室でした。
そうだよな〜、年頃の娘さん達に何かあったら大変だもんね〜、と一応女の子の母は思うのでした。
元首サマや三羽のころは女子学生がいなかったから、別の意味で大変だったんだろうけどさ。
女子高出身の少将には想像もつかないムサクルシサなんだろうな〜(笑)気楽だろうけど。

 
玄関ホールに戻ってみると人だかりが出来ています。
見れば、儀杖隊が観閲式のために小銃を武器保管庫から
搬出しているところでした。…え〜と、結構古そうな銃なんですが…?
(64式7.62mm小銃という1964年正式採用の銃らしいです。)
これって実射できるんですか?
「出来ます」ってことは、一朝事ある時には君達もこれ持って国を守る為に戦場に行くんだね…?
学生さんたち、少将の子供世代なので(いるんだよ、今度成人式っていう同級生の子供が!)
ちょっと心が重いです。

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ちなみに武器庫の中は撮影禁止って、撮ってからいうな〜!
隠すようなモノないじゃん、と思いつつ以後は指示に従う大将。
一応ここも防衛庁の施設の一つなんだな〜と実感いたしました。
てことは教官も現職の自衛官だったりするわけで、
教官指導室前の帽子架けには出身部隊のものとおぼしき陸海空の制帽と防大教官用識別帽がずら〜り。
大将、床にしゃがみ込んで仰角90度で写真撮りまくりですが、他人のふりしていいですか?
帽子の写真コレクション、いっぱい増えてよかったね(なげやり)
  
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儀杖隊の展示や観閲式まではまだ時間があるので、学生舎裏手の売店をひやかしに行く。
コンビニなんかも入っていて、けっこう品数は豊富。
プロテインとかが目立つのはやっぱり身体が基本の自衛官のタマゴたちの集団だからか?
ボタンとか襟章とか袖章とかふつーに売られているところを見るとけっこう破損紛失が多いとみた。
民間人が購入して良いものか迷った末、かわりにミニチュア防大制帽をウチのドールさん達に購入する。
帽子に合わせて制服作らなくちゃ… 大将はさんざん迷った末に防大識別帽の黒をゲトー。
基本的にお土産は買わない夫婦なのでチョコとかクッキーとかは、一応のぞいてみただけでスルー。
思い出よりモノなんだよな、ウチは。
本屋があったのでついでに覗いてみる。ハードカバーの軍事モノが多いのは場所柄ですね。
ふと見ると大将がひっそりガッツポーズしています。
「何?」「あった」ずっと探していた元防衛庁長官の石橋ゲル氏(仮名)の著書がごくフツーに平積みされていました。
さすが防衛大学校。地元じゃ一番デカい書店でも影もカタチも見たことがなかったんだよな〜「国某(仮称)」
他にも欲しい本があったんだけど、重いし荷物になるので断念。
さて、そろそろ時間だ、ということで陸上運動場に移動。学生さんたちが三々五々集合している脇を抜けて行くと既に正面側は満席。
向う正面も八割方埋まっているのと、動くのが面倒なので、その場に腰を据えるモノグサ夫婦。
しまった、ここ南向きでモロに日が当たるよ。陸海空自衛隊の飛行展示、眩しくて何も見えません… 
大将が見かねて帽子を貸してくれました。ありがとう、大将!
―――って、キミはおニューの帽子を被りたかっただけかい?
P3C対潜哨戒機とかC130輸送機とかヘリとか「高度〇メートルで通過中」とアナウンスされてもピンときません。
 
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機体の大きさもあるのでしょうが、戦争映画とかで「敵機来襲、高度〇メートル!」ってやってるのを見ても
「何故わかるの?」と不思議に思う少将。基本的に距離感覚が鈍いらしいです。車の幅寄せとかも苦手だし。
飛行展示のラストは第一空挺団パラシュート降下。やっぱり陸自が絡んでるならこれをやらなくちゃ嘘だよね
今日は風もなく穏やかな晴天なので降下も順調ですが、
隣にいたおじーさんが「風の強い時にはあの木に引っかかっちゃったこともあるんだよ」と教えてくれました。
―――う〜ん、それってば、第一空挺団面汚し、とか言われちゃうのかなぁ、
とちょっと心配になる少将。本日は無事グランドに着地成功。パラシュートを撤収し、さくっと展開する隊員さんたち。
日頃の訓練の成果が遺憾なく発揮され、拍手喝采を浴びています。かっこいいぞ、パラシュート部隊!

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ところで、あの隊員さん達はどうやって基地に帰るんでしょう?
「あのカッコのまま電車に乗って―――」
んなわきゃないだろ、大将!先輩たちの展示も終了し、いよいよ観閲式開始。
  

 

 

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